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2022年6月29日リリース
松井秀喜さんがアフリカの野球選手たちのために動画でバッティング指導。
映像をYouTubeで初公開しました。

 一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS:ジェイエイブス/東京都新宿区、代表理事:友成晋也)は、元大リーガーでJ-ABSエグゼクティブ・ドリームパートナーの松井秀喜さんがアフリカ・ナイジェリアの野球選手や指導者のために行ったバッティング指導の映像の一部を先行公開します。

本映像は、5月22日、西アフリカ・ナイジェリアの首都アブジャに国内13州から集まった野球指導者や選手たち約50人を対象にJ-ABSが行った「人づくり野球セミナー」で上映されたものです。事前にナイジェリア野球・ソフトボール連盟が用意した同国の選手たち(15歳~20歳)のバッティング映像をニューヨークで暮らす松井さんに送信。映像をもとに、バッティングの注意点や改善ポイントなどを話す映像を撮影しました。

松井秀喜氏バッティング指導.jpg

松井さんからナイジェリアの選手たちへのバッティング指導風景

動画はJ-ABSのYouTubeチャンネルで閲覧できます。

友成が通訳しながら伝達_r.jpg

ナイジェリアでの視聴風景

 松井さんは、収録を終えて「自分の一番の自慢は、世界最高峰のプレーヤーを間近で見てきたことで、それが自分の野球技術の蓄積になっている。今回は、そうした一流の選手たちに共通する部分をナイジェリアの皆さんにお伝えした。日々の練習の中で少しずつ取り入れてもらえれば」と期待を寄せています。

 ナイジェリアの選手らも、「MLBのスーパースターの教えを受けることができ、興奮している」「我々のためにニューヨークで時間を割いていただき、大変光栄です」「わかりやすくてためになった。基本的な練習の積み重ねが大事だと理解した」などと感想を語りました。

 

J-ABSでは、今回のような活動を広げていくため、「アフリカ55甲子園プロジェクト」を共に進めていただく「ドリームパートナー」(個人、法人)を募集しています。

一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構 

 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-3-13西新宿水間ビル6F

 Phone 03-6777-0052(9:00〜17:00 土日祝日除く)

【取材のお問い合わせ】

報道担当:浦野英一  Email:pr@j-absf.org

*日中はメールでご連絡ください。
 急ぎの場合のみ:080-9802-7778

■アフリカ55甲子園プロジェクト
J-ABS が進める主軸事業。アフリカの54か国と1つの地域を対象に、野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカ各国で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。
主に3つの活動を行います。
 
1. グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援

2. 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法を普及 

3. 甲子園大会のような国内大会を各国で開催し、目標を持って挑戦する機会の提供

今回、ナイジェリアでは、上記2.として人づくり野球セミナー、元日本メジャーリーガー(松井秀喜氏、川上憲伸氏)による遠隔野球技術指導、人づくり野球協力協定締結を行うほか、上記1.として東京2020オリパラのホストタウンであった千葉県木更津市からの野球道具寄贈式などを実施しました。

■ナイジェリア野球開発プロジェクト

ナイジェリア野球は主にアメリカの平和部隊やアメリカ帰りのナイジェリア人などにより広められ、約30年強の歴史があります。しかし、ここ10年は野球人口も頭打ちとなり、オリンピックの予選も地域予選で敗退するなど、衰退の傾向にありました。

ナイジェリアは、アフリカ最大の経済力と人口を有するアフリカ有数のポテンシャルの高い国であり、J-ABSは西アフリカ野球の中心的存在としてナイジェリアとの連携の可能性を検討しました。かねてから友成代表と親交のあったナイジェリア野球連盟(NBSA)の幹部らと協議を行い、野球人口の増加と野球を通じた人材育成のニーズがあることを確認し、アフリカ55甲子園プロジェクトを進めることになりました。この計画に、駐日ナイジェリア・アブバカール・モリキ・フセイニ大使、在ナイジェリア松永一義大使も強く賛同され、両大使を交えたナイジェリア野球開発の検討を進めてきました。

 

5月20日、アブジャでNBSAとJ-ABSの間で覚書の署名が行われ、4年間でナイジェリアにおける人づくり野球教育セミナーや、野球道具の寄贈調達、そして中学、高校生レベルの全国大会「ナイジェリア甲子園大会」の開催を目指すことを覚書として取り交わしました。

 

また、東京オリンピックでナイジェリアのホストタウンだった千葉県木更津市もこれまで野球道具の寄贈などを行ってきており、今後も地方地自治体や民間企業と連携しながら、日本とナイジェリアの交流深化と投資促進も進めていきます。

■ナイジェリアで開催した「人づくり野球セミナー」の概要

 人づくり野球セミナーは、英語ではBaseballership Education Seminarと表記します(J-ABSの造語)。アフリカの人材育成、経済社会の発展に寄与することを目指して日本型野球を普及するもので、アフリカの教育界から「子どもたちの生活態度、学ぶ姿勢に好影響がある」と評価いただいています。

場所:ナイジェリア・アブジャショナルスタジアム メディアセンター

対象:ナイジェリア国内の学校などで野球・ソフトボールの指導にあたるコーチ、教員など約50名が参加

主催:一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)

共催:ナイジェリア野球・ソフトボール連盟(NBSA)

協賛:(株)マージェリック、(株)極東技工コンサルタント、Matsui 55 Baseball Foundation

<プロフィール>

松井秀喜 (まつい・ひでき)   J-ABS エグゼクティブ・ドリームパートナー

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元プロ野球選手/Matsui 55 Baseball Foundation  代表理事

1974年6月12日生まれ。石川県出身。188㎝/95kg。
現役時代はニューヨークヤンキースや読売ジャイアンツでプレー。現在 ニューヨーク在住。

MLB:ワールドシリーズ優勝1回、ワールドシリーズMVP1回、オールスター2回 等

プロ野球:日本シリーズ優勝3回、日本シリーズMVP1回、リーグMVP3回、オールスター9回等々、2013年国民栄誉賞。

友成晋也 (ともなり・しんや) J-ABS 代表理事

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1964年7月16日生まれ。東京都出身。大学卒業後、民間企業勤務を経て1992年JICA(独立行政法人国際協力機構)に入職。1996年にJICAガーナ事務所所員、2012年にJICAタンザニア事務所次長、2018年にJICA南スーダン事務所長など3カ国通算8年半アフリカで勤務。2020年末にJICAを早期退職し、現職。慶應義塾高校、慶応義塾大学で野球部に所属。ガーナ・ナショナル野球チーム監督、タンザニア・ナショナル野球チーム監督、南スーダン・青少年野球団監督を歴任。

著述等:

・「アフリカと白球」(2003年発刊、文芸社)

 ※ビートたけし氏が帯コメントに登場(出演中のテレビ番組でガーナ国代表チーム監督としての奮闘ぶりを紹介)

・「野球人、アフリカをゆく」 (朝日新聞のウェブメディア「論座」2019年5月~2020年8月、南スーダンの活動など31回連載)

・米ニューヨーク・タイムズに「アフリカに野球を根付かせた日本人」として紹介され、2021年ニューズウィーク日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。野球界からの選出は大谷翔平選手、ダルビッシュ選手、友成の3人。

(2021年ニューズウィーク夏季合併号 掲載記事)

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■「アフリカ55甲子園プロジェクト」
J-ABS が進める主軸事業。アフリカの54か国と1つの地域を対象に、野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカ各国で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。
主に3つの活動を行います。
 
1. グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援
2. 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法を普及 
3. 甲子園大会のような国内大会を各国で開催し、目標を持って挑戦する機会の提供

今回、ナイジェリアでは、上記2.として人づくり野球セミナー、元日本メジャーリーガー(松井秀喜氏、川上憲伸氏)による遠隔野球技術指導、人づくり野球協力協定締結を行うほか、上記1.として東京2020オリパラのホストタウンであった千葉県木更津市からの野球道具寄贈式などを実施する予定です。

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