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2022年12月30日リリース
タンザニア甲子園大会に南スーダンチームが特別参加
松井秀喜さんが応援メッセージを贈りました

 一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS:ジェイエイブス/東京都新宿区、代表理事:友成晋也)は、12月11日から14日まで、「タンザニア甲子園大会」(正式には「セカンダリースクール全国野球・ソフトボール大会」)をタンザニア野球・ソフトボール連盟との共催で開催し、男子野球10校(南スーダン含む)、女子ソフトボール5校、計250人が参加しました。

 さらに、10回目となる記念大会のため、南スーダンチームの参加枠を特別に設け、J-ABSがクラウドファンディングで集めた資金で15人の選手団を招待しました。

 なぜ、南スーダンか。J-ABSの友成代表理事がJICA南スーダン事務所に勤務していた2018年から2年間、休日に子どもたちに野球を教えていったという経緯があります。南スーダンは2011年に独立後、2度の大規模な紛争で最大400万人が難民、避難民となり、今回出場した選手13人(平均年齢18歳)のうち、3人も難民キャンプに収容された経験を持ちます。

 

 開会式で、以下のJ-ABSエグゼクティブ・ドリームパートナー・松井秀喜氏のメッセージが紹介されました。

<<メッセージ全文>>

タンザニア甲子園大会に参加している野球選手、ソフトボール選手のみなさん、こんにちは!ニューヨークから松井秀喜です。第10回大会の開催おめでとうございます。そして南スーダンチームのみなさん、初めての大会参加、おめでとうございます。

日本の甲子園大会は高校3年間のうち5回出場するチャンスがあり、ぼくは素晴らしい指導者と仲間に恵まれ、4回出場することができました。16歳で初めてバッターボックスに立った時は足が震えて止まりませんでした。ワールドシリーズでもそこまで緊張したことはありません。

試合が始まったら、みなさんも緊張するかもしれません。これまで練習してきた自分を信じ、仲間を信じて思い切り、楽しくプレーして下さい。 きっと素晴らしい体験になり、忘れられない思い出ができるはずです。

女子ソフトボールチームも来年宇津木カップに参加するため日本を訪問すると聞きました。野球もソフトボールも、ベースボーラーシップの精神で、規律、尊重、正義を発揮して勝利に向けて頑張ってください。

 

  Hello to all the baseball and softball players participating in the Tanzania Koshien Tournament! This is Hideki Matsui from New York. Congratulations on the 10th edition of the tournament. And congratulations to the South Sudan team for participating in the tournament for the first time.

  I had the chance to participate in the Koshien Tournament in Japan five times during my three years of high school, and I was blessed with great mentors and friends, so I was able to participate four times. When I stood in the batter's box for the first time at the age of 16, my legs were shaking and I couldn't stop. I have never been that nervous, even in the World Series. 

  When the game starts, you might become nervous too. Believe in yourself and your fellow players, who you have been practicing with, and play with all your might, and have fun. It will be a great experience, and you will have unforgettable memories.

  I also heard that the women's softball team will visit Japan next year to participate in the "Utsugi Cup" in Takasaki City. In the spirit of Baseballership and Softballership, please work hard towards victory and demonstrate "discipline, respect and justice".

  Good Luck!

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試合前に整列して挨拶する選手たち

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松井氏のメッセージを友成代表理事が代読

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勝利を喜び合う南スーダンチーム

 南スーダンチームは順調に勝ち進み、決勝で昨年優勝したダルエスサラームのチームを9対1で下しました。特別枠の参加のため、特別に用意されたトロフィーが選手たちに手渡されました。選手からは、「タンザニアの人たちとの野球を通じて、平和の大切さを実感しました」(ジョン・レミー選手)、「日本の人たちの支援で国際試合に参加する夢が実現した。その期待を裏切らないようにがんばっていきたい」(チャンス・ルカ選手)、「これからも野球を続けて次の世代につなげていきたい」(ジェニファー・オクラン選手)などの感 想が聞かれました。タンザニアの選手たちは南スーダンナインを称え、南スーダンチームも相手チームを気遣い、グラウンドで大はしゃぎをせず、節度あるふるまいをし、まさに、J-ABSが目指す「野球のチカラでスポーツマンシップを育む」が発露した大会となりました。

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ベンチ前で応援横断幕を掲げる南スーダン選手団

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難民キャンプに収容された経験をもつBebe選手

一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構 

 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-3-13西新宿水間ビル6F

 Phone 03-6777-0052(9:00〜17:00 土日祝日除く)

【取材のお問い合わせ】

報道担当:浦野英一  Email:pr@j-absf.org

*日中はメールでご連絡ください。
 急ぎの場合のみ:080-9802-7778

 J-ABSでは、「アフリカ55甲子園プロジェクト」を共に進めていただく「ドリームパートナー」(個人、法人)を募集しています。ホームページよりお問合せください。

■アフリカ55甲子園プロジェクト

J-ABS が進める主軸事業。アフリカの54か国と1つの地域を対象に、野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカ各国で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。主に3つの活動を行います。

 [1] グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援 

 [2] 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法を普及

 [3] 甲子園大会のような国内大会を各国で開催し、目標を持って挑戦する機会の提供

 

今回タンザニアでは、上記[1]として野球道具の提供、[2]として人づくり野球セミナー(2日間の座学セミナー及びワークショップ、[3]としてタンザニア甲子園大会の運営指導、審判クリニック、スコアラークリニックを実施しました。さらに社会人野球リーグ(Tanzania Baseball League)創設支援も行い、4クラブを「ファイターズ、ジャイアンツ、ドラゴンズ、タイガース」と命名し、NPBの4球団から寄贈された各チームのユニフォームを提供しました。

 タンザニア甲子園大会

2014年から10年続く、セカンダリースクール(14歳~17歳前後)の学校チームを対象にしたタンザニア全国野球・ソフトボール大会です。2012年にJ-ABS友成代表が当時JICA職員としてタンザニアに赴任し、全く野球がなかった状態から野球を普及しました。

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人生初の海を見てはしゃぐ南スーダン選手たち

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ダルエスサラーム甲子園球場 (ドローン撮影)

<プロフィール>

松井秀喜 (まつい・ひでき)   J-ABS エグゼクティブ・ドリームパートナー

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元プロ野球選手/Matsui 55 Baseball Foundation  代表理事

1974年6月12日生まれ。石川県出身。188㎝/95kg。
現役時代はニューヨークヤンキースや読売ジャイアンツでプレー。現在 ニューヨーク在住。

MLB:ワールドシリーズ優勝1回、ワールドシリーズMVP1回、オールスター2回 等

プロ野球:日本シリーズ優勝3回、日本シリーズMVP1回、リーグMVP3回、オールスター9回等々、2013年国民栄誉賞。

友成晋也 (ともなり・しんや) J-ABS 代表理事

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1964年7月16日生まれ。東京都出身。大学卒業後、民間企業勤務を経て1992年JICA(独立行政法人国際協力機構)に入職。1996年にJICAガーナ事務所所員、2012年にJICAタンザニア事務所次長、2018年にJICA南スーダン事務所長など3カ国通算8年半アフリカで勤務。2020年末にJICAを早期退職し、現職。慶應義塾高校、慶応義塾大学で野球部に所属。ガーナ・ナショナル野球チーム監督、タンザニア・ナショナル野球チーム監督、南スーダン・青少年野球団監督を歴任。

著述等:

・「アフリカと白球」(2003年発刊、文芸社)

 ※ビートたけし氏が帯コメントに登場(出演中のテレビ番組でガーナ国代表チーム監督としての奮闘ぶりを紹介)

・「野球人、アフリカをゆく」 (朝日新聞のウェブメディア「論座」2019年5月~2020年8月、南スーダンの活動など31回連載)

・米ニューヨーク・タイムズに「アフリカに野球を根付かせた日本人」として紹介され、2021年ニューズウィーク日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。野球界からの選出は大谷翔平選手、ダルビッシュ選手、友成の3人。(2021年ニューズウィーク夏季合併号 掲載記事)

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■「アフリカ55甲子園プロジェクト」
J-ABS が進める主軸事業。アフリカの54か国と1つの地域を対象に、野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカ各国で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。
主に3つの活動を行います。
 
1. グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援
2. 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法を普及 
3. 甲子園大会のような国内大会を各国で開催し、目標を持って挑戦する機会の提供

今回、ナイジェリアでは、上記2.として人づくり野球セミナー、元日本メジャーリーガー(松井秀喜氏、川上憲伸氏)による遠隔野球技術指導、人づくり野球協力協定締結を行うほか、上記1.として東京2020オリパラのホストタウンであった千葉県木更津市からの野球道具寄贈式などを実施する予定です。

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