2024年5月10日リリース
松井秀喜氏も登場!「タンザニア甲子園」の動画を公開
カメルーン、ザンビアも甲子園大会の開催を目指して協定締結
5月19日、大使が神宮で六大学野球を視察へ
一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS/ジェイ・エイブス)は、中部アフリカの「カメルーン野球・ソフトボール連盟」ならびに南部アフリカの「ザンビア野球・ソフトボール連盟」と、「べ-スボーラーシップ®教育パートナーシップ協定」の締結式を、カメルーンの首都ヤウンデ市で4月25日、ザンビアの首都ルサカ市で5月3日に執り行いました。今後、それぞれの国で甲子園大会の開催を目指し、人材育成、教育活動を行ってまいります。
本件については、両国の在京大使館も全面支援を表明しており、大使が日本の野球を生で観戦して理解を深めようと、5月19日(日)、東京六大学野球「慶大vs.明大」の試合(13:00開始見込み)を観戦予定です。
当日の取材にも対応させていただきますので、ご希望の方は、下記までご連絡ください。当日の詳細について、改めてご連絡いたします。
今回の締結は、J-ABS の主軸事業「アフリカ55甲子園プロジェクト」の一環として行うものです。アフリカの54か国と1つの地域で、野球を通じた人づくりと競技の普及、その先の甲子園大会(全国大会)の開催を目指すプロジェクトで、先行するタンザニアでは、毎年12月に「Koshien Championship」を開催しており、11回の実績があります。これから開催を目指す国はガーナ、ナイジェリア、ケニア、南スーダン、ベナン、そして今回のカメルーンとザンビアを加えて計7か国となり、今年8月にはガーナが初めて開催する予定です。
カメルーンとザンビアの野球関係者は、J-ABSとの協定締結にあたり、2023年12月に開催された「第11回タンザニア甲子園大会」の模様やアフリカの人々へのインタビューなどを収めた動画(13分54秒)を視聴し、J-ABS のべ-スボーラーシップ教育への理解を深めました。
松井秀喜氏(J-ABSエグゼクティブ・ドリームパートナー)からも、動画視聴後、以下の感想をいただきました。
「私がメジャーリーグで野球をしてきた中で、日本の野球で学んできた精神性の素晴らしさを実感しました。J-ABSがアフリカでどのような考えで取り組んでいるかがよくわかりますね」
「日本の野球文化は世界一だと思っています。ただ勝つことだけを目指すのではなく、日本の野球の良さをアフリカに伝える活動がわかる動画ですので、ぜひ多くの方に見てもらいたいです。私もアフリカに行ってみたくなります」
動画には、開会式で松井秀喜氏のメッセージが読み上げられるシーン(9’09~)や、大会後に開催した少年少女野球大会で子どもたちにスワヒリ語を交えたメッセージを送ったシーン(8’16~)なども収められています。
動画はYouTubeの「J-ABSチャンネル」でご覧いただけます。動画リンクはこちら(YouTubeが開きます)
一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構 URL: https://www.j-absf.org
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-3-13西新宿水間ビル6F 電話03-6777-0052 (平日9:00〜17:00)
【取材のお問い合わせ】報道担当:浦野英一 Email:pr@j-absf.org
■J-ABSとは
一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(Japan-Africa Baseball and Softabll Foundation: J-ABS)は、2019年12月に設立。代表理事友成晋也が20033年に創業した元認定NPO法人アフリカ野球友の会の事業を継承した非営利団体。「野球のチカラでアフリカと日本の未来を創る。」をミッションに掲げ、「アフリカ55甲子園プロジェクト」を主軸事業として、アフリカの若年層の人材育成への貢献を目指す。
カメルーン野球・ソフトボール連盟とパートナーシップ協定締結の署名式
■アフリカ55甲子園プロジェクトとは
J-ABS の主軸事業。野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカの54か国と1つの地域で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。主に以下3つを行う。
1. グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援
2. 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法(ベースボーラーシップⓇ教育)を普及
3. 甲子園大会のようなアフリカ各国の国内大会を開催し、目標を持って挑戦する機会の提供
■ベースボーラーシップⓇ教育とは
「ベースボーラーシップⓇ」はBaseball(野球)+Sportsmanship(スポーツマンシップ)を合わせた造語で、野球・ソフトボールの指導を通して青少年少女の「規律・尊重・正義」などの精神を育む、J-ABSが独自に開発した教育メソッド。J-ABSが展開する「アフリカ55甲子園プロジェクト」のメインコンポーネント。
「ベースボーラーシップ教育55の柱」と題した教本(英語版、フランス語版)と224枚のスライドを活用してセミナー形式で行う。14時間(2日間)の基礎コースと、5時間の実践コース(グループワーク)の2種類がある。
2022年5月から2023年12月までに、ガーナ、ナイジェリア、ケニア、南スーダン、タンザニア、ベナンの6か国で計12回、のべ約445名が受講。2024年4月にはカメルーンで1回、同5月にザンビアで2回実施した。
■個人、法人のパートナー募集
J-ABSでは、アフリカ55甲子園プロジェクトを進めるために、個人、法人の「ドリームパートナー」を募集しています。この活動を継続的に広く展開していくために、ドリームパートナーとしてのご協賛・ご寄付をお願いします。
<プロフィール>
松井秀喜 (まつい・ひでき) J-ABS エグゼクティブ・ドリームパートナー
元プロ野球選手/Matsui 55 Baseball Foundation 代表理事
1974年6月12日生まれ。石川県出身。188㎝/95kg。
現役時代はニューヨークヤンキースや読売ジャイアンツでプレー。現在 ニューヨーク在住。
MLB:ワールドシリーズ優勝1回、ワールドシリーズMVP1回、オールスター2回 等
プロ野球:日本シリーズ優勝3回、日本シリーズMVP1回、リーグMVP3回、オールスター9回等々、2013年国民栄誉賞。
*松井秀喜氏とJ-ABSの活動、関わり
これまでアフリカ向けのバッティング教室映像の制作、アフリカの甲子園大会参加選手たちにメッセージの発信など、J-ABSの事業に参画しています。
また、J-ABSが現地のセミナーで使うベースボーラーシップ教本の前文では、松井氏のスポーツマンシップについて紹介しています。
友成晋也 (ともなり・しんや) J-ABS 代表理事
1964年7月16日生まれ。東京都出身。大学卒業後、民間企業勤務を経て1992年JICA(独立行政法人国際協力機構)に入職。1996年にJICAガーナ事務所所員、2012年にJICAタンザニア事務所次長、2018年にJICA南スーダン事務所長など3カ国通算8年半アフリカで勤務。2020年末にJICAを早期退職し、現職。慶應義塾高校、慶応義塾大学で野球部に所属。ガーナ・ナショナル野球チーム監督、タンザニア・ナショナル野球チーム監督、南スーダン・青少年野球団監督を歴任。
著述等:
・「アフリカと白球」(2003年発刊、文芸社)
※ビートたけし氏が帯コメントに登場(出演中のテレビ番組でガーナ国代表チーム監督としての奮闘ぶりを紹介)
・「野球人、アフリカをゆく」 (朝日新聞のウェブメディア「論座」2019年5月~2020年8月、南スーダンの活動など31回連載)
・米ニューヨーク・タイムズに「アフリカに野球を根付かせた日本人」として紹介され、2021年ニューズウィーク日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。野球界からの選出は大谷翔平選手、ダルビッシュ選手、友成の3人。(2021年ニューズウィーク夏季合併号 掲載記事)
■「アフリカ55甲子園プロジェクト」
J-ABS が進める主軸事業。アフリカの54か国と1つの地域を対象に、野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカ各国で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。
主に3つの活動を行います。
1. グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援
2. 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法を普及
3. 甲子園大会のような国内大会を各国で開催し、目標を持って挑戦する機会の提供
今回、ナイジェリアでは、上記2.として人づくり野球セミナー、元日本メジャーリーガー(松井秀喜氏、川上憲伸氏)による遠隔野球技術指導、人づくり野球協力協定締結を行うほか、上記1.として東京2020オリパラのホストタウンであった千葉県木更津市からの野球道具寄贈式などを実施する予定です。