南スーダン青少年野球チームの夢を支えてくださる皆さまへ
2022年10月5日 クラウドファンディング終了しました。ご支援ありがとうございました。
南スーダン野球・ソフトボール連盟(South Sudan Baseball & Softball Association: SSBSA)の事務局長でありコーチを務めるピーター氏と、アシスタントコーチのウィリアム氏より、支援者の皆様へメッセージが届きました。
<メッセージ>
南スーダン野球・ソフトボール連盟のコーチを代表し、ご挨拶できることを光栄に思います。タンザニア甲子園に出場を目指す南スーダンの野球チームを紹介することができ、嬉しく思います。南スーダンで野球とソフトボールが始まった時の私たちの目標は、2019年に友成コーチが始めた時からのものです。コーチとして、私たちは主に下記に注力しています。
1. 野球を愛する気持ち
a. 競技を学ぶため競技を愛する
b. 選手達が互いに尊重し合うことを愛する
c. 新しい友人を作るために競技を愛する
2. 野球から学ぶ価値(選手が社会のロールモデルとなるために)
a. 規律
b. 尊敬
c. 正義
正義を通して、私たちはスポーツマンシップと公正さの模範を示します。正義を通して、私たちはフィールドの中でも外でも正しいことをします。
そして私たちは、選手たちに「夢」を教えます。夢を持つことによって、選手は野球やソフトボールに対するモチベーションを高めることができます。夢を持つことによって、私たちはタンザニア甲子園大会への出場を目指して頑張ることができます。夢を持つことによって、私たちの選手は南スーダンで野球とソフトボールの競技を広めることができます。
日本の友人たちや寄付者の方々、どうか、私たちの選手がタンザニアに行き、タンザニア甲子園野球大会に参加することを支援し、野球のゲームを成長させる手助けをお願いします。皆様のご支援により、私たちは「規律」「敬意」「正義」を実戦で示すことができるようになるのです。あなた方のご支援が、スポーツマンシップと公正さを示す紳士を育成するための手助けになります。タンザニア甲子園でプレーする夢は、南スーダンの真の市民を作ることになるでしょう。
ありがとうございます。
左からウィリアム氏、J-ABS友成、ピーター氏
2022年7月 ジュバ市での「人づくり野球教育セミナー」にて
■クラウドファンディング実施中
「南スーダン青少年野球チームのために、国際試合挑戦の渡航費を集めたい」
野球を通じた人づくり教育を展開する「一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)」では、現在クラウドファンディングを実施しています。
紛争地でなかなか公式戦を行えない南スーダンの野球チームを、国際試合に挑戦させるための費用のご支援を募るプロジェクトです。具体的には、今年12月に近隣国のタンザニアで開催される「第10回タンザニア甲子園大会」に特別参加できる権利を得たものの、彼らはその旅費が出せず困っています。選手・コーチ計15名の飛行機代・コンドミニアム滞在費等、最低必要額は230万円です。厳しい環境の中で懸命に野球に取り組む彼らの夢を叶えるため、クラファンを通して皆様にご支援をお願いする次第です。
紛争地に生まれ、安心安全な環境で対外試合を行ったことのない南スーダンの青少年野球チーム(男子も女子もいます)に、真剣勝負に挑戦する機会を作りたい。そんな思いでこのクラファンを実施します。
彼らの夢を応援したいという我々の想いに、もし少しでも共感いただけましたら、是非ご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
*お一人様5,000円からご支援いただけます。
*松井秀喜さん、川上憲伸さん、高橋尚子さん、藪恵一さんのサイン色紙や、南スーダンの野球選手達との交流など、J-ABSならではの魅力的なリターンを複数ご用意しております。是非ReadyForページよりご覧ください。
■「アフリカ55甲子園プロジェクト」
J-ABS が進める主軸事業。アフリカの54か国と1つの地域を対象に、野球を通じた人づくりと競技の普及を目的に、アフリカ各国で全国大会(甲子園大会)開催を25年計画で広げていくプロジェクト。
主に3つの活動を行います。
1. グラウンドの整備方法や野球道具の支援などプレー環境の整備を支援
2. 野球の技術に加え、スポーツマンシップを育む日本型野球の指導方法を普及
3. 甲子園大会のような国内大会を各国で開催し、目標を持って挑戦する機会の提供
今回、ナイジェリアでは、上記2.として人づくり野球セミナー、元日本メジャーリーガー(松井秀喜氏、川上憲伸氏)による遠隔野球技術指導、人づくり野球協力協定締結を行うほか、上記1.として東京2020オリパラのホストタウンであった千葉県木更津市からの野球道具寄贈式などを実施する予定です。